新型コロナウイルス感染症の影響で旅行をキャンセルせざるを得ない人も多くいると思います。
ここ最近以下のSPGアメックスのキャンセル・プロテクションを利用した記事のアクセスが増え、皆さん保険等の検索を多くしているのが伺えます。

キャンセル料金が発生する大きな理由としては、ホテルや飛行機などキャンセル不可というリスクを負うかわりに安価で購入できるという利点があるのが一般的です。
もちろんそれ以外の理由もあると思いますが(ホテルがそもそもキャンセル対応していないなど)、多くは上記かと思います。
今回の記事ではMarriott Bonvoyが打ち出したキャンセル対応方法を元に少し意見を書きたいと思います。
Marriott Bonvoyが打ち出した対応(3月6日更新情報)
Marriott Bonvoyはサイトにアクセスすると最上部に【新型コロナウイルス感染症に関するお知らせ】というリンクが出るように対応し、以下のような対応を行うことを発表しています。
更新: 新型コロナウイルス感染症に関するお知らせ
マリオットでは、新型コロナウイルス(COVID-19)の症例に関し米国疾病対策予防センター(CDC)および世界保健機関(WHO)の声明を常時入手し、これらの機関および地域の保健機関のガイドラインに従っております。ゲストの皆様ならびに従業員の健康を第一に考えております。
・アジア太平洋地域: 中国本土、香港特別行政区、マカオ特別行政区、台湾、日本、韓国、フランス領ポリネシア、モルディブ、インド、スリランカ、 ブータン、ネパール、バングラデシュ、タイ、ミャンマー、カンボジア、ベトナム、マレーシア、シンガポール、インドネシア、フィリピン、日本、オーストラリア、 ニュージーランド、フィジー、ニューカレドニア、サモア
・ヨーロッパ: イタリア
最新情報は、米国疾病対策予防センター(CDC)または現地の保健機関のウェブサイトにてご覧ください。
2020年3月6日
内容としてはアジア全域、並びにイタリアのホテルに対して3月31日までの予約は無料でキャンセルを行うという内容です。
該当以外の地域への旅行客の場合は現状対応するとは発表されていませんが随時更新はされていくものと思います。
その他の大手ホテルの対応は?
マリオットと並ぶ大手ホテルグループですと、ヒルトンやIHGなどがあると思います。
ヒルトンはセールで予約した場合はキャンセル不可が基本なので該当者も多いかと思います。
ヒルトンの対応としては日程の引き伸ばし等の対応はしてくださるそうです。(追加費用が発生する場合は自己負担)
IHGは私は予約していないので確認出来ていないですが、カスタマーに確認してキャンセル対応していただいている事例はあるようです。
しかしながら各グループのサイトにはマリオットのように表記はしていません。
JALやANAの対応は(3月6日時点)?
旅行となると併せて利用するのは飛行機だと思います。
国内キャリアのJALやANAも随時更新していますが、対象地域はあるものの、2020年4月5日分まではキャンセル料免除の対応をしています。
先日までは3月19日までだったのですが3月6日に4月5日分までと変更されています。
引き続き世の中の状況次第で延長されると思います。
ホテルや航空会社も被害者
自身がキャンセル不可の予約をもっており、キャンセルを検討している方は自身の損得を先に出してしまい忘れがちになってしまうと思いますが、今回考えなければならないことは各ホテルや旅館等の宿泊施設、そして航空会社も被害者であるということです。
キャンセル不可のお部屋や飛行機の座席を安価で提供する代償に、事前に見込める安心と安定を確保しているわけです。
使わなければお金はかからないなんて思っている方はいないと思いますが、人件費や運用費、ローン等は利用に関わらず発生するものです。
特に中国人のインバウンドで人気となっていた施設等は会社の体力次第ではこの先どうなるか分からないと思います。
ですのでキャンセルができるのが当たり前なのではなく、対応してくれる企業は素晴らしいということです。
昨今、話題になっているライブの自粛に伴ったライブハウスやホール、アリーナなどの施設レンタル料はキャンセルをするタイミングにより費用は異なりますが、キャンセル免除なんて一切しないのはそうゆうことが理由です。
自分本位のゴネ得は厳禁
もちろん予約している方々も被害者であることに変わりはありません。
コロナの影響がなければ旅行にも行きたかったと思いますし、むしろ思い出の時間も消え、さらにキャンセル料が発生するなんて納得が出来ないという気持ちも分かります。
ただそういったリスクを少なからず抱えながらの安価の商品を購入していることは理解すべきだと思いますし、上記のような企業側にも大きな負担がかかっていることは理解しなければならないと思います。
ゴネてゴネて面倒なユーザーだからという理由で特別に対応なんてこともあると思いますが、企業側がユーザー管理をし、システムにメモ等を残せる機能があるのであればブラック対象のユーザー扱いにされてしまうこともあると思います。
結果は分かりませんが相手も人です。伝え方、双方での歩み寄りは必要だと思います。
まとめ
企業の母体が大きくそんな簡単には潰れないし、損して得とれという考え方もあると思いますが、それでも私は今回のマリオットの対応は素晴らしいと思います。
さらにそれをサイトのTOPに分かりやすく打ち出すというアクションも丁寧で素晴らしいと思います。
各社対応はしつつも目立つように記載がなく、調べてたどり着ける人しか分からないなんてこともよくあるので分かりやすくというのは非常に大きなポイントだと思います。
兎にも角にもコロナの影響で旅行に行けないというのは、双方にとってもデメリットしかないですし、これ以上続いてしまうと潰れてしまう企業が一気に増える可能性もあるので、早く落ち着き、気持ちよく社会が回ることを説に願いたいと思います。
車で行ける距離などの施設があれば積極的に利用していきたいですね!