JALやANAにはマイルの有効期限というものがあり、マイル獲得から3年間(36ヶ月後の月末)にマイルが失効します。
マイルは貯めるだけでは宝の持ち腐れとなってしまう為、無駄にならないように使っていく必要があります。
で今回のブログでは相談を受けたマイルの有効期限前の使い方について考えていきたいと思います。
マイルの有効期限前の使い方は大きく3つ
細かい説明はこの後していきたいと思いますが、最初に答えを書かせていただくと有効期限前にお得というよりは失効を真逃れる使い方は大きく3つになります。
- 国際線の特典航空券を発券(JAL便 or 提携航空会社)
- 国内線の特典航空券を発券
- eJALポイントに交換
見て分かるとおり、無駄にしない為には放置せず利用することが大前提となります。
最初にお伝えしてしまいますが、個人的なおすすめとしては
・JAL国内線特典航空券を発券
・eJALポイントに交換
になります。
既に旅行の予定が決まっているのであれば間違いなく一番良い使い方は特典航空券を発券することだと思います。
しかしJALのルール変更に伴い注意する点がいくつかあります。
①国際線特典航空券を発券する場合
JAL国際線特典航空券は変更不可
マイルをJALの国際線の特典航空券に使用する場合、今までであれば有効期限後だったとしても変更は無料で行うことができました。
予約を変更する場合は、ご手配済みの特典航空券を取り消し・払い戻しのうえ、新たにご希望の旅程でご手配ください。特典航空券の払い戻し時は、3,100円(税込)*の払戻手数料を申し受けます。
*日本以外の地区は3,100円相当額
ということは知人の状況に当てはめて話すと、4月以降の変更は出来ない為、3月末までに確実に発券&確定させる必要があります。
燃油代が4月に大幅ダウンするが適用外
ご存知の方も多いと思いますが現在飛行機の燃油代は非常に高いのですが、2019年4月~5月末は大幅に減額されることが決定しています。
4月以降となりますので、残念ながら3月末までの期限内の発券の場合は現状の高い燃油代がかかってしまいます。

4月以降に一部の路線や時間などを変更すれば、燃油代が4月以降の安いものに変更されるという裏技もありますが、残念ながらJALの国際線は変更が不可になってしまったので一旦キャンセルするしか方法がありません。
キャンセルすると4月以降はマイルが失効してしまうのでJALの国際線に乗る場合は残念ながら今の高い燃油代を払う以外の選択肢がありません。
ですので、JALの便に乗りたい場合は3月中に確定させるというのがマストになります。
燃油代を抑えるなら提携航空会社がおすすめ
JALマイルを使用する場合、JALの便はもちろんですがそれ以外にもJALが提携している航空会社やワンワールドの航空会社であればマイルを使用してチケットを発券することが出来ます。
その中でも燃油代を抑えたいなら以下の航空会社であれば3月、4月に関わらず燃油代がかからない為、費用を抑えることが可能です。
- カタール航空
- ハワイアン航空
- アメリカン航空
- マレーシア航空
- スリランカ航空
燃油代がかからない提携航空会社の特典航空券を発券するということを頭に入れておきましょう。
また提携航空会社はJAL便と異なり発券後の変更が可能です。
②国内線特典航空券を発券する場合
国内線の場合は国際線と違い有効期限前までに発券が完了していれば同区間であれば搭乗日近くまで変更が可能です。
今回のケースでいえば3月末までに発券がマスト、そして実際に飛行機に搭乗することは必要不可欠ですが、変更が出来るのは大きいと思います。
③eJALポイントに交換
JALマイルはeJALポイントというJAL航空券購入等で利用できるJALに特価したオリジナルポイントに移行することが出来ます。
5,000マイル=5,000ポイント(5,000円相当)10,000マイル=15,000ポイント(15,000円相当)から、5,000マイル単位で交換できます。
1ポイント=1円相当としてお使いいただけます。
期間:2020年3月31日まで
JALカード会員の方なら、3,000マイル=3,000ポイント(3,000円相当)から、3,000マイル単位で交換できるキャンペーンを実施しています。
10,000マイル以上の移行であれば1.5倍でeJALポイントに移行することが出来ます。
有効期限は半永久的に延長が可能
本当に使い道に困った時は、eJALポイントに移行するのが後先を考えた時に一番良いかもしれません。
とはいえ1.5倍というのが実際にお得なのか損なのかは見極める必要もあります。
上級会員独自のルールあり
ここは対象者であればもちろん理解している人だと思いますので触りだけ記載します。
①JMBダイヤモンド(1年間に10万FOPまたは120回搭乗)
②JGCプレミア(1年間8万FOPまたは80回搭乗)
③JGC FIVE STAR(各年の4月末時点で、国際線区間マイル100万マイルまたは国内線搭乗1,250回のいずれかに達したJGC会員)
というような上級ステータスを保持することでマイルの有効期限を延長することが出来ます。
まとめ
今回私の知人からの質問があったので簡単にまとめてみました。
まさかの燃油代が下がる一歩手前でのマイルの失効ということ、また昨年からJALのルールが色々変わっていることで少し提案しづらい状況ではあったのですが上記のことを伝えています。
同じようにマイルがあるけどうまく使えていないという人は是非失効する前に早めに動いていきましょう。
私も知人も30代の為、特になにもないのですが20代や学生、55歳以上だったりするとマイルの有効期限の優遇があったりもするので、対象者の方はその辺も頭に入れておきましょう。
是非、参考にしてみてください。