本日コロナウイルスにより国民的スターである志村けんさんが亡くなりました。
ご冥福をお祈り致します。
幅広い世代に愛され、ここ最近の出来事で一番衝撃的でした。
年齢や基礎疾患の有無などの影響ももちろんあると思いますが、彼を知っている方はよりコロナウイルスの恐さや他人事ではないということを感じたものと思います。
私自身も改めてウイルスの恐さを感じました。
しかしながらそんな中、限りなく減便はされているものの一定数飛んでいる飛行機もあります。
それを逆手に取り、飛んでいるなら乗ろうと考えている人も一定数いることも分かりました。
今回はそんな今も飛んでいる飛行機の真意の部分を考えてみたいと思います。
飛行機が今でも飛ぶ理由とは?
これはもちろん各航空会社によって理由は多少なりとも違うと思いますが、ここまでコロナウイルスが広がっている世界の情勢を踏まえると、飛ばしたいと思っているのではなく、飛ばさなければいけない理由があるからだと思います。
本日スペインの航空会社のツイッターの内容がタイムラインに流れてきました。
📣日本からスペインへの特別フライト情報。
私たちはスペインに戻らなければいけない方々を助けるために働き続けています。 4月1日(水)に、成田国際空港から午後6時40分に出発し、翌日の午前1時50分にマドリードに到着する、東京-マドリードの帰国便が運航されます。— Iberia イベリア航空 (@iberia_jp) March 29, 2020
これを見てどう思われますでしょうか?
少しでも費用を補填したいという考え方はあるかもしれませんが、それによる何かあった際のリスクの方が大きいことは確かです。
航空会社側は今の世の中の状況を考えると、たくさんの乗客に搭乗してほしいという思いではなく、どうしても移動しなければならない人の為に飛行機を飛ばしているんだと思われます。
どうしても移動しなければならない人とは?
これも人それぞれ考え方が異なりますので、どんな理由であってもその人にとっては移動しなければならない理由なのかもしれません。
ただ一般的に考えてどうしても移動しなければならない人というのは以下のような方たちではないかと思います。
- 母国へ帰らなければならない
- 体調が悪くなってしまった家族の元へ行かなければならない
- 個人の判断ではどうすることも出来ない出張などのため
- 人を助ける為に移動しなければならない
- 自分の命を守るために移動しなければならない(病院等)
他にもあるかもしれませんがパッと頭に浮かんだものになります。
今でも飛行機に乗っている人の理由は?
SNSで流れてきているものを見ていると上記の移動しなければならない人ではない人も一定数飛行機に乗っていることは分かりました。
どんな人がいるのかというと、
- ANA、JALの特別対応に伴い、ステータスを獲得したい人
- 今住んでいるところよりも感染者が少ないので別の場所に行きたい人
- 個人事業主としての判断として渡航している人
- 乗客が少ないので航空会社に貢献してあげたいと善意で乗っている人
- 旅行が趣味なのでチケットが取りやすいので乗っている人
- 実家に帰ろうと思っている人
などなどです。
もちろん人それぞれ理由が異なりますし、状況も異なりますので一概に否定は出来ません。
自分の人生においては死活問題になる人もいると思います。
1人の問題ではない
今回改めて考えなければならないのは自分は大丈夫、自分1人がなったところで問題ないという感覚です。
クラスターと呼ばれる集団感染が起こっていることは皆さんもご存知だと思います。
一番恐いのは体調は悪くないのに感染している可能性があるということです。
「マスクもしているし、人ともほとんど接触していない」こうやって言う人もいるでしょう。
でもいつどこにウイルスが付着し、その影響で自分や誰かが感染するかもしれないということを忘れないでいただきたいと思います。
もし自分のせいで大切な人の命が亡くなったらどうですか?
もし自分は関係のないところでそういった安易な行動をした人のせいで大切な人の命が亡くなったらどうですか?
もし他人のせいで自分が感染し、命に関わることになったら笑って過ごせますか?
ウイルスは感染します。
一人ひとりの意識が変わらなければ収束は出来ません。
まとめ
私も今までは自分はウイルスにかかっていないし、日本も感染者が少ないから大丈夫だろうと安易に考えていました。
ですが今回の有名人の死を受けて、より現実的な話なんだということを感じました。
私には大切な家族や仲間もいます。
皆さんにもきっといると思います。
お金があれば治せるということではないことも分かりました。
国の保証もはっきりしない今不安や憤りを感じている人がいることも確かだと思います。
ですがまずはこの状況が収束しないと何も発展した話は出来ません。
旅行はウイルスが収まれば行けるようになります。
一人ひとりが状況を理解し、自分1人だけの問題ではないということを考えなければならないと思います。
本当に気をつけましょう。