前回の記事でANAがコロナウイルスに伴う特別対応を発表した記事を書かせていただきました。

その中の1つが、「プレミアムポイントの特別倍率での積算について」です。
そもそも意識していない人からすると、プレミアムポイントって何?美味しいの?と思うところだと思います。
私自身はJALでJGC取得に伴う修行をしていたのでもちろん存じていますが、それでもそこまで詳しく調べていないと全く細かいことは分かりません。。。
そんなド素人な私が今回のANAの特別対応について、ド素人な読者の方(詳しい人は見ても何も生まれませんw)と考察してみたいと思います。
プレミアムポイントとは?
プレミアムポイントは、お客様が1年間にご利用いただいたANAグループ(ANA・エアージャパン・ANAウイングス)、スター アライアンス加盟航空会社およびスター アライアンス コネクティングパートナー運航便のご搭乗分について、マイルとは別に積算されるポイントです。
毎年1月~12月に獲得されたプレミアムポイント数に応じて、翌年度のプレミアムメンバーのステータスが決まり、ステータスごとのサービスをご利用いただけます。
私のブログでよくご紹介しているマリオットホテルでも宿泊数に伴うステータスが用意されています。
普通に泊まる人にとっては全く関係がないですが、少しでも待遇を良くしてもらう為に、宿泊数を重ねステータスアップを行います。
ANAのプレミアムポイント(PP)も似たような感じですね。
ちなみにJALの場合はフライオンポイント(FOP)を呼ばれています。
ステータス獲得に伴う必要なプレミアムポイント
上記の画像は特別対応ではなく通常時に必要なプレミアムポイントです。
- ブロンズステータス:30,000プレミアムポイント
- プラチナステータス:50,000プレミアムポイント
- ダイヤモンドステータス:100,000プレミアムポイント
実際に上記のポイントを貯めることがどれくらい大変なのか?どれくらいお金がかかるのかは状況にとって異なりますが後ほど見ていきたいと思います。
プレミアムポイントの特別倍率での積算について
今回発表された特別な対応は以下になります。
対象期間
2020年1月1日(水)から2020年6月30日(火)ご搭乗分まで
対象路線
ANAおよびANAグループ運航の国内線・国際線全路線
対象運賃
マイル積算可能な国内線全運賃・国際線全予約クラス
対象者
対象期間中にご搭乗いただいたすべてのANAマイレージクラブ会員
積算時期について
ANAおよびANAグループ運航便のご搭乗により、通常積算されるプレミアムポイント数を月ごとに集計し、それと同じプレミアムポイント数を翌月末に積算いたします。
特別倍率分のプレミアムポイント積算時期
- 2020年1月1日(水)から3月31日(火)までのご搭乗分:2020年4月下旬
- 2020年4月1日(水)から4月30日(木)までのご搭乗分:2020年5月下旬
- 2020年5月1日(金)から5月31日(日)までのご搭乗分:2020年6月下旬
- 2020年6月1日(月)から6月30日(火)までのご搭乗分:2020年7月下旬
※通常のプレミアムポイント積算日はフライトマイル積算日と同日になります。
※フライトマイルを事後登録された場合、搭乗日の翌月15日頃までの登録完了分を記載の日程で積算いたします。
搭乗日の翌月16日頃から2020年7月31日(金)までの登録完了分については、2020年8月下旬に積算いたします。
特別対応により通常時の半分のポイントでステータスを獲得
ステータス獲得に向いている人
ここからはド素人の私の考察です。
ステータス獲得といっても上記にあるように、ブロンズ、プラチナ、ダイヤモンドを3段階のステータスがあります。
ブロンズは正直獲得するというよりもあくまでも通過点ですので、プラチナかダイヤモンドを目指すかどうかがポイントです。
ステータス毎の特典の違い
こちらに詳細が載っていますので一部キャプチャで紹介します。
以下を見ても良く分からない人はまずはあまりおすすめしません。
プラチナステータス獲得に向いている人
私がもしも取得を目指すなら真ん中のステータスであるこのプラチナです。
スーパーフライヤーズカードは「ダイヤモンドサービス」メンバー、または「プラチナサービス」メンバーのお客様がお申し込みいただけるクレジットカード機能付・年会費有料のカードです。
これはJALでいうJGCと同様のものです。
そして本題のこのカードを持つのに向いている人は以下のような人だと思います。
- 飛行機利用の国内出張が多い方(優先チェックインや預け入れ荷物の優先受取等)
- エコノミーに乗ることが多い人
- 家族旅行にも定期的に行く人
- 大きな荷物を持っていくことが多い人
ダイヤモンドステータス獲得に向いている人
ここは未知の部分もあり良く分からないことも多いのですが、一番はステータスの価値をきちんと理解している人が向いている人だと思います。
そしてステータス取得が目的ではなく、取得後に定期的に飛行機に乗れる人だと思います。
ダイヤモンドステータスは永久的ではなく翌年度までとなり、永久的に保持したいのであれば毎年プレミアムポイントを貯め続ける必要があります。
ステータスを獲得してもその後に使いこなせなければ意味がないですからね・・・
何でもそうですが取った後の使いみちをイメージ出来ていないと費用対効果は間違いなく悪くなります。
無料でステータスが獲得できるなら問題ないですが、コストと時間は必ず必要になりますからね。
ステータス獲得に不向きな人
- 獲得後にあまり飛行機に乗るチャンスがない人
- ステータスの特典を理解していない人
- まだ見ぬラウンジが最高な場所だと思っている人
- 移動の際に時間に常に余裕がある人
- ステータスがあると偉くなると思っている人
- ステータスがあるとCAにモテると思っている人
- お金が全くない人
こんな感じでしょうか?
あくまでも素人目線なので間違っている箇所があってもご容赦ください。。
労力や費用は?
TwitterやブログではよくPP単価というものを目にしていました。
これは使用した人に対して、獲得プレミアムポイントを割った数字です。
例えばプラチナに必要な50,000プレミアムポイントを獲得するのにかかった費用が50万円の場合はPP単価10円となります。
実際に今回のANAの特別対応の当てはめてみると、半分になりますのでPP単価は5円となります。
一般的にはPP単価10円以内であればある程度うまくやりくり出来ていると言われていましたが、強者はもっと少ない費用で獲得もしているようです。
プレミアムポイント計算方法
こちらのANAのシュミレーションサイトを見ていただくのが一番早いと思います。
参考 プレミアムポイントシュミレーションANAプレミアムポイントは以下を元に計算されます↓↓
- 区間基本マイレージ(距離)
- クラス・運賃倍率(普通席、プレミアムクラス等のクラスと普通運賃や割引運賃等による倍率)
- 路線倍率(国内線2倍など)
- 搭乗ポイント(券種により異なる)
この計算が素人からするとよく分からず面倒になってしまうポイントだと思います。。
安い料金と考えている人は
プレミアムクラスの場合:利用運賃を運賃2(ANA VALUE PREMIUM対象)を選択
普通席の場合:利用運賃を運賃7(ANA SUPER VALUE対象)を選択
にすればおおよそ間違いはないと思われます。(間違っていたらすみません)
時間効率も大きなポイントに
ここからは今回の特別対応に当てはめていくのですが、2倍になるのは6月30日までの搭乗となります。
となると既に乗っている人は別ですがこれから乗ろうと思っている人はあと3ヶ月程度しか時間がありません。
いつでも休んで飛行機に乗れるなら話は別ですが、家庭があったり仕事が忙しかったりすると時間的な余裕はなくなってきます。
ですのでせっかく2倍になるのであれば、間違いなく獲得ポイントが多く費用もある程度抑えられるものに絞っていくのが良いと思います。
プレミアムクラスの那覇往復がおすすめ
これは様々なブログでも紹介されていると思いますが、時間効率を考えてもしプレミアムポイントを貯めるのであればプレミアムクラスが時間的効率は高いです。
座席も快適ですし、お弁当や飲み物もいただけますので快適な旅でプレミアムポイントを貯めることが出来ます。
あとは問題の費用ですが、決め打ちの日程でいけるのであれば間違いなく事前確定予約の安い便が一番お得です。
一番効率的なおすすめの便とは?
細かいことは書かないですが、色々調べてみた上で一番手っ取り早く、まだ取りやすいおすすめの路線は、
- プレミアムクラス
- 那覇往復(私の場合だと羽田那覇)
- ANA SUPER VALUE PREMIUM 28(28日前予約)
だと思われます。
ゴールデンウィーク明けの平日で日程は微妙ですが、ひとまずかなり取りやすい日程だったのでこちらで見ていきましょう。
ANAのシュミレーションサイトで見ていくと、
↓
となりますので、
路線:羽田⇒那覇
クラス:プレミアムクラス
券種:ANA SUPER VALUE PREMIUM 28
で搭乗すると、プレミアムポイントは2,860ポイント獲得できることになります。
今回の2倍対応と考えると、単純に全てが2倍となりますので、5,720プレミアムポイントが片道で獲得することが出来ます。
上記の便で考えると、4往復(合計8回搭乗)で45,760プレミアムポイント獲得となりますのであと別の国内線の便でも普通席で数往復すれば50,000プレミアムポイントに達します。
1日2往復の修行を実施した場合
5月7日はあまり良い往復が取れなかったので別日で調べています。
そこそこハードですし、遅れが許されないのですが、上記のような形が取れると22,880プレミアムポイントを143,240円で獲得することが出来ます。
2倍の特別対応を考慮すると、PP単価は6.26円となっています。
国際線が厳しい状況ですので、国内線でいかに効率的にできるかが大きなポイントとなってくると思いますが、ざっくりこんな感じになりました。
上記の日程のようにうまく取れれば日帰り修行が2回とあと何かがもう1つくらいあればプラチナに達成します。
普通席の場合
路線:羽田⇒那覇
クラス:普通席
券種:SUPER VALUE
ちなみにプレミアムクラスではなく普通席のスーパーバリュー等で羽田那覇の往復をした場合は、プレミアムポイントは1,476ポイント。
特別対応の2倍の場合ですと、2,952ポイントとなります。
普通席ですと安い時は10,000円以下の時もありますので、1万円だとしても特別対応の場合はPP単価は約3.39円となります。
安いというメリットはありますが、その分搭乗回数は増えてしまいます・・・。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ざっくり素人目線での考察の書かせていただきました。
私自身もあまり気にしていなかったので詳しいことは全く分かりません。
隠れルートやもっとおすすめの路線、方法などあるかもしれません。
またご自身の住んでいる地域によっても異なってくると思います。
もし少しでも参考になる部分があれば、他の方の記事を合わせて見ていただけたら幸いです。
肝心の私自身はどうするかまだ分かりません(笑)
ただ色々調べていてプラチナまでなら平日休めればありかなーと思っているところも少しだけあるという感じです。